おもちゃばこ。

にゃんのひとりごと。マーケティングリサーチ業界で気ままに生きています。

2020年の振り返り

2020年の振り返り記事です。今年も1年なんとか生き延びました。

2020年、どんな1年だった?

転職後、即コロナでリモートワーク突入しましたが、なんとかやってこれました。1年前に比べると精神的には安定しています。が、データ分析者としては半ば引退です。

 

 

当初、予定していたこと

2020年2月で転職して以降、SQL & Tableauでダッシュボード作成して顧客に提供するポジションに配属されるんだと思ってました。

前職の3年間ではほとんど活字を読む時間が取れなかったのですが、なんだかんだでまいにち19時くらいにはお仕事終わって帰宅して、夜はプライベートの時間を過ごしたり本を読む時間が増えたりするんじゃないかと夢見ていました。

やったこと

ちゃんと転職した

そういえば、当ブログの最初の記事は退職エントリでした。想像以上に多くの方にお読みいただいて大変驚きました。あの方やあの方にRTされると急に読まれたので、みなさまの界隈影響力を痛感した次第です。*1

約1年経って読み返すと、「ココ読みにくいなあ、もっとこうした構成にしたほうがいいなあ」という反省はいっぱい出てくるんですが、書いてある内容自体には特に今も心変わりとかしてなくって驚いてます*2

転職前後のお話は、1年くらい経ったタイミング(来年前半)くらいに改めて振り返ろうかなと思いますが、当初の予定となんか違うポジションへの配属だったものの、前職に比べて色々と”真っ当”なので、まだちゃんと生きようと思える環境です。同じ業界からの転職だからなのか、前職の知識・経験で意外と異世界転生無双できてます。

SIerさんとお仕事をするようになった

転職で業務内容は大きく変わりましたが、「システム開発」に携わるようになり、SIerとよばれる方々と密にコミュニケーションを取りながらお仕事するようになった点が、この1年のお仕事で得た一番の経験です。

二言目に「いやあ、このスピード感/金額感だと上司の説得が難しそうでして…」から始まる交渉に、この1年のかなりのリソースを費やしたような気がします。

RFP出して、相見積もり取って、契約締結して、開発進捗管理して、SLA定めて、細かい仕様を調整していって、リリース前のテスト計画を策定して…という一連のプロセスは、まさに自身の経験が足りていない(けどキャリアのどこかで必要になるんだろうなと思っていた)ものだったので、当初の予定とは違いましたが日々勉強です。

Tableau DATA Saber認定に挑戦した

リモートワークに移行した4〜6月くらいのタイミングで、Tableau DATA Saberの認定プログラムにチャレンジしました。

もともと前職の頃からTableauを使う機会はあったのですが、現職でも部署メンバーでDesktopアカウントを持ってる人が多かった(割にちゃんと使い切れてる人がほとんどいなかった)ので、この機会できちんとTableauを学びなおせば現職で武器にできるんじゃないかなーという思いから取り組んでいました。

DATA Saber認定、自身を社内で「Tableauにそれなり以上に理解がある人」とのブランディングができたことで色々と働きやすくなった側面はありました。DATA Saberとしても2人の後輩Saberを送り出し、現在も社内に数人のApprenticeを育てています*3。引き続き、Apprenticeは社内・社外問わず募集中です。

やらなかったこと

お仕事でコードをほとんど書かなかった

転職後の配属ポジション・その後の組織改編を経て、結局、ぼくのポジションでSQLやRのコードを書いて価値を出すことも、TableauなどのBIツールでダッシュボードを作成することもミッションとして課されず、ビジネスサイドでいかに貢献できるかが求められるようになりました。現役のデータ分析者としては半ば引退かな、とも思ってます。

ということで、下記の記事のようにデータサイエンス100本ノックに取り組んだりもしたんですが、求人票から期待していたレベル感の3%程度(=前職と同程度)しか、お仕事でコードを書くことはなかったです。

とはいえ「SQLやその他ツールを用いたデータハンドリングができる」ということが、今のポジションで想像以上の独自性を打ち出す要因になっているので、そう悪い話ではないかなと思っています。

ワークライフバランスはあんまり回復できなかった

転職しはじめの数ヶ月はそれなりに早く上がれていたんですが、結局、今年の下半期の労働時間は、なんだかんだで前職の頃と同じくらいに戻ってしまいました。リモートワークではありますが、結局ほとんどの時間が仕事になっちゃってるなーという点は反省しています。通勤時間がない分だけが、生活に生まれた剰余時間です。

要因としては、「周囲の信頼を得る/現職での自身の価値をPRするために、多少無理して業務を請け負ってる」「プレイヤーとしての業務をする時間がほとんどない」という点かなあ、と。

とはいえ、「部署の平均か、それより少ないレベル」から、「部署の中でかなり多いレベル」に位置するようになったので、将来的にはもうちょっとマシになるんじゃないかという希望はまだ捨ててないです。

おべんきょう全般は、ほとんど手につかなかった 

マーケティング/統計関連でもっともっと読みたい本も、手を動かしてみたいこともあったのですが、理想の10%にも満たなかったなあと思っています。

本当は下記みたいな記事をもっと書きたかったです。

2021年、やりたいこと

もうちょっとちゃんとお勉強する時間を取りたいなって思いました。にゃんは欲張りなので、まだマーケティング・ビジネスの領域でも、データ解析・エンジニアリングの領域でも、まだまだ二兎を追い続けたいなと思っています。

とはいえ、社会人生活でずっと「データから価値を提供する」業界に身を置いていて、2019年は自分もプレイヤーとして前線で価値を提供したいけどさせてもらえない状況にあり、2020年も結局そういうポジションには身を置くことにはならなかった一方で、「にゃんが偉くなって”データアナリスト”や”データアーキテクト/BIエンジニア”のチームのマネジメントするほうに自身の適性があるんじゃないの」という疑惑は日に日に強まっていくので、そのへんの見極めと覚悟も進めていければなと思いました。

とりあえず、前職ではTableau DATA Saberのあねでしさまに色々仕込んで好き勝手やらせてるのが一番楽しかったですし、現職でも交渉の末に期間限定で1名預けてもらえているので、メイン業務と並行して、そういう価値の出し方を楽しんでいきたいなと思っています。

*1:回り回って元同僚とかにも読まれてるらしいですが、特に痛くも痒くもなかったです。

*2:むしろ、当時の部長・マネージャーに対してはもっと戦っておくべきだったと後悔しています。

*3:社内のApprenticeは完走率が低いのが悩みです…